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投手の代わり

「Designated Hitter」野球のDH制

野球は日本において古くから親しまれてきたスポーツであり、プロ野球や高校野球などさまざまな種類のリーグにファンが付いて応援され続けている球技でもあります。日本球界においてトップリーグとして毎年熱い戦いを繰り広げているプロリーグは、セ・リーグとパ・リーグのクライマックスシリーズの覇者が、日本一を争う日本シリーズの最終戦まで年間150以上の試合を行っているのです。

パ・リーグで採用されているDH制度のルールを説明しますと、この制度は「Designated Hitter」の略称であり、投手に代わって打席に立つ打者のことを指します。この役割で先発起用された選手は、手の先発投手と必ず一度は対戦して、打席を完了させる義務を負うことになります。とはいえ、パ・リーグにおいても必ずこのシステムを利用する必要は無く、試合中にはDHの解除を行う事も可能です。二刀流で人気の大谷翔平選手はこのシステムの解除を行って、日本ハムにおける試合で投手でありながら打席にも立つという偉業を成し遂げたのです。

しかしながら先発器用を行う事がこのシステムの条件であり、試合途中から打席専門の役割を担った選手起用は禁じられています。交流戦や日本シリーズにおいてはパ・リーグ球団のホーム試合のみにこのシステムが採用され、セ・リーグ球団のホーム開催の時には投手も打席に立つ必要があります。このシステムはMLBのア・リーグをはじめ独立リーグや社会人野球、WBCなどの国際試合でも採用されているグローバルなシステムとも言えるのです。